いつも皆様には大変お世話になりまして、本当に感謝いたしております。
又、このありがとう通信も毎月お読みくださり、本当にありがとうございます。
5月号の時にお客様から「ありがとう通信読むの楽しみにしてるよ」と言ってくださる事があり、
とても嬉しく思いましたし、これからも楽しく書かせていただこうと思いますので
どうかよろしくお願いします。
さて、今月号では『言葉』について書かせて頂きます。
私(社長)は、自分の魂の成長のために、色々な本を読んだり、CDを聞いたりしていますが
「感謝」「人に喜んでもうらう」「笑うこと」等が大事というのは、どの本にも出てきます。
毎日の生活や仕事の中でこれらの事は、ぜひやっていきたいと思って行動していきます。
ただ、今回書かせて頂きますのは『言葉を愛すること』です。
私は、「愛」という字や言葉が好きです。言葉はすべて口から出てきます。
つまり、口から出てくる言葉はすべて「贈り物」ではないでしょうか!!
良い悪いは別として、送った分だけ返ってきます。
心理的に「返報性の原理」というのも同じことだと思います。
ですから、私は「いい言葉」は最高の贈り物だと思います。
人と話をする時に少しでも相手の方が喜んで頂けるような言葉を出していきたいと思っています。
『言葉を愛すること(愛語)』とは、「口から出てくる言葉を愛する」という意味の「愛語」です。
「愛語」について、一番実践的だったのは僧侶でもある〝良寛″という方みたいです。
少し調べてみると、良寛さんはいつもこんなことを考えていました。
「自分の口から出てくる言葉は常に人を安らげるものでありたい。人を力づけるものでありたい。
人を励ますものでありたい。人を明るい気持ちにさせるものでありたい。
自分の口から出てくる言葉は常に贈り物でありたい。人を勇気づける贈り物でありたい」と。
ここで良寛さんについて書かせて頂きます。
良寛さんは、岡山県の玉島で修行し諸国をめぐったあと、実家のある新潟県に戻り一人で生活を始めました。
しかし、檀家があるわけではありません。
自分の生活を支えてくれる家々があるわけではありませんでした。
しかし、良寛さんはこのように考えている人でした。
「自分は貧しい僧侶である。お金を持っていない。物も持っていない。
ただ、無尽蔵に持っているのは言葉である。その言葉が常に人に対して温かい贈り物でありたい」
良寛さんは、
「自分の口から出てくる言葉はすべてが贈り物である。それを汲めども尽きぬ、使っても尽きぬ贈り物である」
という認識を持っていたのです。
また、こんな話があります。
あるところでちょっと寄り道をして、その家の主人と話をしていた時の事。
通りがかった人が外から僧侶である良寛さんを見つけると、ヅカヅカと入ってきて頭をポカリと殴りました。
そして「俺は坊主に恨みがあるんだ」と言ってスタスタと去っていきました。
そのすぐ後に夕立が来て雨が降り始めました。強く激しい雨だったそうです。
良寛さんは、その雨を見ながらこんなことを言いました。
「さっきのあの人は傘を持っていなかった。今どうしているだろうか。
強い雨に打たれて困ってはいないだろうか。傘を持って行って渡してあげなくていいだろうか」…。
私(社長)は、とても心を打たれましたし、今の自分に反省もしつつ、
これからの自分にプラスにしていきたいと強く感じました。
とても暑くなってきました。
皆様におかれましては、お身体を大事にお過ごしくださいませ。