ありがとう通信

社長の話 第1弾

ありがとう通信 2013年1月1日

昨年は、皆様に大変お世話になり、ありがとうございました。お陰様で、堀伊木材も新しい年を迎えさせて頂く事が出来ました。ひとえに堀伊木材を可愛がって下さったお客様一人一人、そして協力して下さったスタッフの方々のお陰です。
心から感謝をしております。本当にありがとうございます。今年も皆様に仕事等を通じて、喜んで頂ける何かを考えていきたいと強く願って行動していきますので、どうかよろしくお願いします。
さて、今年の抱負としましては、“自分をみつめ直してみる”という事です。まず、人生を生きていくうえでは、自分をよく知る事が大事です。物事の善し悪しを判断するのは
自分以外にいないし、自分の人生を他の人が代わりに生きることもできない。行動するのは自分だから、どんな問題でも答えは自分でみつけなければなりません。しかし、道に迷ったり、自信はなくなったりもしますし、不安はいろいろあります。
そんな時、一番に考えることは、『今、自分のできることを、できる範囲内でやり続けるしかない』と思います。そして、私は「義理・人情」を大事に、自分はそれができているか、みつめ直してみたいと思います。私自身をみつめ直し、考えを会社に浸透させて、より素敵な会社にしていきたいと思っています。例えば、人への感謝を忘れず、人に喜んでもらう事をしたいですし、仕事をさせて頂く上でも、ごまかしのない誠実な仕事をこれからもさせてもらいたいと強く思っています。義理の義にまつわる言葉があります。
それは、「先に利する者は必ず滅びる。先に義する者は栄える」とあります。大丸百貨店の社訓にも、「義を先にして利を後にする者は栄える」という「先義後利」という言葉があるそうです。一つの例として、長い年月をかけて、現場で一生懸命に技を磨いてきた職人さんたちは、ごまかしのようなことを一番嫌います。世間からは、偏屈にみられる場合もあるけれど、職人としての「義」、品物としての「義」を重んじているだけなのです。
もう一つ、こんなことを本で読んだ事があります。万年筆をつくるときに、見た目をカッコよくするために、ペン先に金を入れて装飾すれば、お客様は飛びつくかもしれない。だけど、実際に書いてみたらスムーズに書けないかもしれない。ここで、品物としての「義」を考えると、万年筆は書くための道具だから、“書きやすさに物としての軸”があるわけだから、万年筆の職人さんは、それを、「義」として、一番大事にする。人からどう言われても書きやすいペン先を大事にすると書いてありました。私はこの事を自分の会社に置きかえてみると、家としての“義”を考える時、一番大事な“義”は何か!!
私は、そこに住まわれる家族が幸せになる事が一番だと思うのです。
お客様の話しをよく聞いて、お客様にとって何が一番嬉しい事かを考えなければいけないと思うのです。世間では、オシャレな家がはやっていても、当社では、まねをするのではなく、丈夫で安心して住める、お客様にとっての住みやすい家を造らせて頂きたいのです。
やっぱり、どんな仕事でも、人に喜ばれることや、人の役に立つことを先に考えるようにしていけば、まちがいないと思います。
少し長くはなってしまいましたが、今年も目一杯頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。

p.s 風邪やノロウィルス等の病気がはやっております。どうか皆様には、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごし下さいませ。

代表取締役社長  堀 統行