ホリモクスタッフの話

平野久男エピソード

こんにちは、いつもお世話になっております。常務の平野久男です。

今回は貴重な経験をしたお話をさせて頂きます。

近所に10年以上前からコンビニを経営している幼なじみがいます。

家が近くでも会話する事がなく、自治会の親睦会で久しぶりに会いました。

『おぉぉ~久しぶり!!仕事、調子いい??』など昔話で盛り上がりました。

いろいろな会話の中でコンビニ経営の話しになり、

聞いてみるとお店を出したが、ただの物売りだけではなく、

少しでも余裕が出来たら利益に関係なく、何か喜んでもらえる事がしたいと。

『例えば、老人ホームへお邪魔してコンビニをするとかさぁ~。おじいちゃん、おばあちゃんって気軽に出掛けてコンビニで好きなもの買えないじゃん…。老人ホームの中にコンビニがあるといいじゃん!!自己満足かもしれないけど、喜んでもらえないかなぁ~最終的にはそんな事がしたいんだ!!』

『おぉ~!!すごいなぁ!さすが生徒会長!!』って盛り上がりました。

 

ちなみにうちの妻が介護士をしており、これも何かの縁かと思い、

早速妻にお願いをして1カ月後には老人ホームでコンビニを開くことが出来ました。2ヶ月に1回ぐらいのペースで定期的にお邪魔させて頂いていたようです。

最近になって聞いたのですが、実は幼なじみは倒れて救急車で運ばれ退院はしたけれど前と違って身体の自由が効かなくなり、商品の積み降ろしや運搬・陳列・片付けが大変になってしまったから老人ホームでコンビニはこの先できないかもしれないとの事でした。

『50歳になって少し余裕もでてきたし喜んで頂ける老人ホームのコンビニは、ずっと続けていきたい!』と言っていたので心配で彼のお店に連絡をしました。

聞いていた通り最初は車椅子でしたが何とか今は杖をついて歩けられるようになっていました。

でも迷惑になるから老人ホームのコンビニはストップしている状態だということ・・・。

 

私も何か手伝える事があるならと思い

『日にちがあうならオレも手伝うからまた老人ホームでコンビニやろう~!!!』と声を掛けました。

返ってきた言葉が

『お店では若い子がレジにお金を粗末にポイって投げる子もいるのに、老人ホームにいくとさぁ、50円か100円なのかも分からないおじいちゃんやおばあちゃんもいる中、好きな物を手にして楽しそうにニコニコしてさ、その時、幸せを感じるんだ!もう、老人ホームではコンビニできないって諦めていたけど、ありがとう!!久男に心動かされたからまたやってみようかな。お願いできる??』って

半泣きで返事をもらいました。

 

平日だった為、社長に相談をしたら

『それは良い事だ!行ってあげて!』と暖かいお言葉を頂きました。

当日、弊社の課長とふたりでお手伝いさせて頂きました。

2~30人ぐらいだったと思います。おじいちゃん、おばあちゃんが介護士さんと一緒にお買い物を楽しそうにされていました。

私達がお手伝いできた事、それも何かのご縁だと思っています。

 

何に対しても私達にできる事、喜んで頂ける事があればそれを続けていけたらいいな。と思っております。